昨年の通常国会において、労働者・労働組合の圧倒的反対の声を無視して、労働者派遣法の改悪が実現してしまったことは記憶に新しいところですが、現在会期中の通常国会でも、労働時間法制の改悪について、法案が審議されています。
さらに、解雇の金銭解決制度についても厚生労働省内に検討会が設置され、議論が進められており、全く予断を許さない状況です。
労働時間法制の改悪は、成果型賃金導入の名目の下、働く者の生命や健康を守る要である労働時間の規制を大幅に緩和するものであり、これが実現してしまうことの弊害は極めて大きく、絶対に阻止する必要があります。
そこで、神奈川労働弁護団では、POSSEの今野晴貴さんをお招きし、若者が使い潰されている労働現場の実態や労働者保護法制のあり方について講演をしていただき、日本労働弁護団の事務局長である嶋﨑量弁護士に、労働時間法制改悪の内容について、具体例を踏まえて問題点や危険性を指摘していただくことで、人間らしい労働や生活を実現していくために、どのような労働時間法制が必要であるかを多くの方たちと一緒に考える機会を企画しました。
労働時間法制の改悪は、一部の労働者に限った問題ではなく、全ての働く者の生命と健康を脅かしかねない極めて重要な問題です。
働く者の生命と健康を脅かす労働時間法制改悪を絶対に阻止するため、一緒に声を挙げましょう!
日時 2016年6月13日(月)18時30分~ (開場18時)
場所 開港記念会館講堂